制作技法 ロクレール

ロクレールとは

ロクレールとは、「ロック(岩)」と「クリア(輝いた)」を組み合わせた造語で、「輝く光の岩」を意味し、技術全般を表す言葉です。  
2.5cmの厚みのあるダルグラスをハンマーで彫刻のように大胆にカットし、エポキシ樹脂で接合させた独自の技法で、
ガラスの輝きとエポキシ樹脂の黒が、光と影をダイナミックに表現しています。ガラスは手作りであるため、1枚1枚それぞれに表情があり、ハンマーでカットすることにより、あたたかみとシャープさがあいまった光を生み出しています。  
 
ガラスとエポキシ樹脂の接着について研究を重ね、ガラスと樹脂を分子接合させることによって、熱変化、紫外線、水などに対して、優れた接合性能を実現しました。  
 
  • 1.デザインの原画
    • 制作する作品のデザイン画を描きます。
  • 2.下絵の制作
    • 原画をもとに原寸大の下絵を描きます。
  • 3.ガラスカット
    • 素朴でシャープな力強い光を表現するために、厚さ約2.5cmのガラスをハンマーで彫刻のようにカット。この時、ロクレールの特徴の一つ、光の乱反射が美しいシェルカット (貝殻の形) が生まれます。
  • 4.位置取り
    • 絵をもとに、カットしたガラスを配置します。
  • 5.砂埋め
    • 構図が決まれば、砂を隙間に入れて固定のための準備をします。
  • 6.樹脂による接合
    • 特別に調合された樹脂を埋め込み、ガラスを接合。
  • 7.作品の研磨
    • 樹脂の硬化後、全体に研磨作業を施します。カットしたガラスを一つひとつ丁寧に手作業で磨きあげます。この仕上げによりガラスは本来の力強さを取り戻し、よりいっそう輝きを増します。
  • 8.施工
    • 施工業者の手により、作品を設置します。
  • 9.完成
ロクレール01 / デザインの原画

1.デザインの原画

ロクレール04 / 施工

4.位置取り

ロクレール04 / 施工

7.作品の研磨

ロクレール02 / 施工

2.下絵の制作

ロクレール05 / 施工

5.砂埋め

ロクレール05 / 施工

8.施工

ロクレール03 / 施工

3.ガラスカット

ロクレール06 / 完成

6.樹脂による接合

ロクレール06 / 完成

9.完成

著作権ならびに商標権について

 Jiku Art Creationは、三浦啓子作品の著作権ならびに商標権の専用使用権取得、管理を行っています。

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