只今、ギャラリージクウ２２では、『二人展　塚本 龍／洋画 ＆ 鍛治ゆう子／陶』を開催致しております。
今回は、そのお二人にインタビューをさせて頂きました。

Q. お二人の出会われたきっかけを教えてください。
A. 
鍛冶さん
川西美術家協会で何年か前から知り合いだったんです。
今回は、私が個展をするという事で、塚本先生から一緒にやりましょうという形で。
Q. お互いの作品の良い所を教えてください。
A. 
塚本さん
すばらしいね。古い陶芸でありながら、新しい感覚が盛り込まれている。 男性では表現できない女性の根源的なイメージの表現に徹している。 たくさんの陶芸をなさる方が多いけど、このような個性的な作品は少ない。
鍛冶さん
遠目に見てますと、写真のように緻密に見えるんだけど、実際はすごくラフなタッチで意外な感じがするんです。
光をうまくとらえて、遠近法を出すようにされている所がすばらしいと思います。

Q. 作品を通して一番表現したい所はどういうところですか？
A. 
鍛冶さん
私の作品のテーマというのがエネルギーの流れというものなんです。 その中でも特に自然のエネルギーというものを表現したい。 私の作品の中で大地というものが多いんですけど、ランドスケープというのは地球と時間のエネルギーの結果によって変わるものであって、つきつめていけばエネルギーの流れというものにつきますね。
私としては、複数のメッセージというのは作品に込めていないので文章に関わられる方みたいに、明確な思想があるわけではないんですけど。
塚本さん
それほど難しくは考えていない。
社会より自然のいとなみ。私なりに自然を解釈してそこからつかみ出して、何かを造り出していきたいということやな。
これから変わるかもしれないけど。

Q. これから来るお客さんにどういう所を見てもらいたいですか？
A. 
鍛冶さん
”土味”という言葉があるんですけどね。作品の中にある土味を見てほしいと思います。
塚本さん
私の表現を見てもらったら、キザっぽい強い何かを訴える社会的な物は何もないでしょう。見てももらうだけ見てもらって、何かをつかんでもらえればいい。

開催期間：１１月１４日（土）～１１月２９日（日）
AM10:30～PM5:00（最終日　PM4:00まで）
休館日：金曜日
会場：ギャラリージクウ２２

個展期間中　鍛治ゆう子先生による、「陶板」制作体
験を開催致します。

開催日／１１月１７日（火）
開催時間／１．午前１１時　２．正午１２時　３．午後１時　４．午後２時