『細井賢紀 ガラス工芸展』開催中

ギャラリージクウ22 細井賢紀ガラス工芸展

『細井賢紀 ガラス工芸展』を只今ギャラリージクウ22で開催しています。 今回は細井さんの作品についていろいろと質問をさせて頂きました。

ギャラリージクウ22 細井賢紀ガラス工芸展

Q. 細井さんの作品はとても独創的でユニークだと感じますが、それらの作品は、どこから一番影響を受けていると感じますか?

A. 自然の景色とかきれいだと思ったものをガラスにしてみようというのはありますね。例えば川の水がキラキラッときれいに光っているところとか、面白い石とか。そいうのはガラスで表現しやすい。ガラスの原料が石だから、石で石をつくるという感じなんです。またガラスは液体で、水と同じ性質なので水を表現しやすいんです。

ギャラリージクウ22 細井賢紀ガラス工芸展

ギャラリージクウ22 細井賢紀ガラス工芸展

Q. 細井さんの作品の透明感について聞かせてください。

A. ガラスには透明と不透明の二種類の性質があって、その対比の使い方が好きで、不透明な中にちょっと透明な部分があって透けてるとか、その方がガラスの透明感や質感をよく表現できると思うので。また、不透明の色も光をかざしたときとそうでないときと色が違うんです。不透明の透けた色がきれいなので、そういう部分もうまく使い分けています。

少し透明な部分を入れるだけで、僕の作品は透明を表現するには十分なんですよ。

ギャラリージクウ22 細井賢紀ガラス工芸展

ギャラリージクウ22 細井賢紀ガラス工芸展


Q. 
ガラスを通して何を一番表現したいですか?

A. ガラスの良さを引き出すというのがあるけど、それは(質問の意図とは)違うんですよね。

これきれいでしょとか、これ楽しいでしょとか、自分の感じたものを形にしてみんなに伝わればと思っています。

例えば、滝を見に行って、水が落ちてできた泡の部分がきれいだなと思ったら、帰ってきてそれを形にしたりとか。

自分のきれいだなと思ったものがみんなに伝われば成功かなと思います。

ギャラリージクウ22 細井賢紀ガラス工芸展

ギャラリージクウ22 細井賢紀ガラス工芸展
Q.
 ガラスの魅力は?

A. つくっている時のやわらかいガラス。

見ている時は透明感があって涼しげな感じだけど、つくっている時はやわらかくて、熱くて、汗だくで、また、グニグニャで、すぐ曲がる。 見てる時とは違う真逆のガラスの性質。そのギャップが面白い。みなさんには透明感と鮮やかな不透明な感じを見てほしいです。

ギャラリージクウ22 細井賢紀ガラス工芸展

『細井賢紀 ガラス工芸展』

開催日:5月8日(土)~5月23日(日)
開催時間:AM10:30~PM5:00(最終日 PM4:00まで)
休館日:金曜日
会場:ギャラリージクウ22

TEL  072-767-5288

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2010年05月10日

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