2020.10.28(水)温もりの ものづくり①
Jiku Art Creation が制作するガラス造形作品は、完全なハンドメイド作品で、ガラスのカットから、ひとつ一つ手づくりで丁寧に仕上げていきます。
その特色は、ロクレール技法(Rock とClear を組み合わせた造語で「輝く光の岩」を意味する)を用いて制作していることです。
ロクレールは、光の質感を表現する技法で、ガラスアーティスト三浦啓子氏が開発し、約50年の歴史を持ちます。
厚さ約2.5cmのガラスをハンマーで彫刻のようにカットしていきます。この時、ロクレールの特徴の一つ、光の乱反射が美しいシェルカット (貝殻の形) が生まれます。
作家 三浦啓子氏の当時のエピソードとして、子どもさんが小学校に通われている時に、学校の先生に、「お母さんはお家で何をしておられるの」と聞かれ、「お母さんは、ハンマーでガラスを割っています」と答えたところ、先生がびっくりされて家に来られ、作品を制作しているということが分かって、ホッとされた。と、お聞きしています。無我夢中で制作している姿が、子どもさんにどのように写ったのか…。ちょっと微笑ましいエピソードです。
2020年10月28日
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